アラキドン酸イメージ

アラキドン酸の含有成分とその効能

アラキドン酸とは必須脂肪酸の1つで、人間の体内では生成することができない成分です。
そのため食品などによって摂取しなければなりません。
ビタミンFと呼ばれる必須脂肪酸としては、リノール酸・リノレン酸が有名ですが、簡単にいうとその仲間ということになります。
アラキドン酸が含まれる食材としては、レバーを含む肉類・魚類・卵などです。
このアラキドン酸の身体に対する効能とは、高血圧抑制・コレステロール値の低下・脳機能改善・免疫機能調整などです。
脳への作用は、乳幼児の記憶力向上や高齢者の方であればアルツハイマー・痴ほう症の予防効果があると言われています。
乳幼児の場合はまだ体内の消化機能が摂取できていないために粉ミルクなどにアラキドン酸が含まれていることが多くなっています。
高齢者の場合はアラキドン酸自体の量が年々減少していきます。
動物性脂質が摂りにくく、食が細くなってきている世代の方の場合は、サプリメントなどで摂取した方が良いでしょう。
健康な成人であれば、食事とサプリメントの両方から摂取する必要はありません。
過剰に摂取し過ぎてしまうと、効能とは全く逆の症状・病状が現れてしまうことがあるため、十分に注意しましょう。