アラキドン酸の過剰摂取は注意
アラキドン酸は、胎児や乳幼児の成長において栄養素として欠かせない成分であります。
脳の発達に重要な役割を果たしているからです。
そして、アラキドン酸の効力は、確かに摂取が不十分だと発揮されず、気力がなくなったり、記憶力が低下したりという問題が生じるので、自分には足りているのかと気にしてしまうのです。
だからこそ、その様々な効果を期待するあまり必要以上に摂取してしまうことがあります。
しかし、私たち日本人の食生活は欧米化してきたこともあり、肉類を摂取する割合が増えています。
肉類を始め、私たちが取る食事の中にはアラキドン酸は豊富に含まれています。
ですから、普通の食生活をしている人なら、アラキドン酸は足りているので心配しなくて大丈夫です。
足りているか心配し過ぎると、過剰に取りすぎてしまう可能性があるので、その点を注意する必要があります。
必要以上の摂取は様々な病気を引き起こす要因ともなります。
例えば、がん、がんの中でも大腸、皮膚、前立腺がんの発症リスクが高まります。
他には、動脈硬化やアレルギー性の皮膚トラブルなども起こりやすくなります。
脳の働きに良い影響を与えたり、健康の維持のために必要であるアラキドン酸を、毎日のバランスの良い食生活で適量摂取に心がけることが大切です。