アラキドン酸イメージ

アラキドン酸の1日の必要量は

一日に必要なアラキドン酸の量は、はっきりとした指針があるわけではありませんが、一汁三菜や主食・主菜・副菜といった一般的な食事で、だいたい150mg程度摂取できると言われています。
アラキドン酸は肉や魚、卵などに含まれているので、バランスの良い食事をしていれば、不足することも過剰になることもありません。
しかし、加齢とともに全体的な食事量も減っていきますし、高齢者は肉などのカロリーの高いものは敬遠する傾向があります。
アラキドン酸が不足すれば、判断力、記憶力が鈍り、認知症の危険性が高まります。
元気な高齢者に秘訣を聞くと、毎日ステーキ肉を食べるなどという答えが返ってきますから、健康で長生きするためには、アラキドン酸を意識して摂ることが必要です。
どうしても肉や魚を食べられず、頭の働きが鈍くなったと感じる時は、サプリメントなどで補うことができます。
一方で、肉などを多く食べすぎると、アラキドン酸の過剰摂取となります。
近年、欧米型食生活の広がりとともに、生活習慣病も増えてきています。
アラキドン酸は、血圧をコントロールしたり、コレステロールを下げたりする効果がありますが、摂りすぎると逆効果になりますから、注意が必要です。