記憶力向上や知能の発達を助けるアラキドン酸
最近すごい力があるとわかってきた栄養素、それがアラキドン酸です。
アラキドン酸はレバーや卵などから生成される脂肪酸ですが、体内必須脂肪酸とされていながらも体内でたくさん生成することがとても難しい栄養素なのです。
食材から直接アラキドン酸を摂取するのはとても大変なので、リノール酸などを活用して体内で二次生成することになるのですが、この生成力は加齢によって減少するということが知られています。
アラキドン酸の効果は滋養強壮、アンチエイジングなど多岐にわたりますが、中でも注目されているのが脳細胞への働きかけです。
そもそもアラキドン酸は脳細胞に多く存在する脂肪酸で、不足すると物忘れ、認知症などに傾きやすいと言われています。
そのため高齢化が問題になっている現代社会では今後さらに注目されていくだろうと言われている栄養素です。
高齢者ばかりでなく、子どもの成長や知能の向上にも良いと言われており、近年注目されているDHAなどと少し似た働きを持っています。
欧米では昔から赤ちゃんの粉ミルクにも使われていました。
最近は日本国内でもアラキドン酸入りのミルクが発売されています。
赤ちゃんでも摂取できる優しい成分ですので誰もが飲めるアラキドン酸ですが、肉類などから精製するのでアレルギーがある方は注意してください。